男子・森谷2度目V 女子51歳の堤が初優勝 4年ぶり開催果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン

[ 2023年6月5日 04:00 ]

スポニチ後援第20回果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会 ( 2023年6月4日    山形県東根市・陸上自衛隊神町駐屯地発着 )

<第20回果樹王国ひがしねさくらんぼマラソン大会>記念撮影で笑顔を見せる男子ハーフ総合で優勝を果たした森谷と、女子ハーフ総合で優勝を果たした堤(撮影・河野 光希)
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 第20回の記念大会に6195人がエントリーして行われた。4年ぶりの開催で、メインのハーフマラソン(21・0975キロ)男子は森谷修平(31=山形市役所)が1時間7分43秒で第16回大会以来2度目、女子は堤佳子(51=東北大大学院)が1時間29分55秒で初の総合優勝。ゲストとしてDeNAアスレティックスエリートアドバイザーの瀬古利彦(66)、プロランニングコーチの金哲彦(59)、03年世界選手権パリ大会女子マラソン銅メダルの千葉真子(46)、98年長野五輪スキー日本代表の荻原次晴(53)の各氏が参加した。(詳細は7日付紙面に掲載)

 ≪強風にも負けず≫男子ハーフは森谷が17年の第16回大会以来2度目のV。両手を広げてゴールし「風が強くてペースを刻むことができなかったが、しっかり勝ち切れた」と喜んだ。地元東根市出身で、日大時代に箱根駅伝を2度経験。現在は山形市役所に勤務し、東北の市民ランナーらでつくるクラブ「K―project」の一員として汗を流している。今後の目標について「11月の東日本実業団駅伝でクラブチームのトップを獲ること」を掲げた。

 ≪「ご褒美」に笑顔≫女子ハーフは「40歳代の部」で8連覇していた堤が51歳で初めての総合優勝を果たし「思いがけないご褒美を頂いた」と喜びを表した。東北大大学院の博士課程で運動学を研究しており、自身の競技経験を生かした論文で一昨年、欧州スポーツ科学学会の賞を取った。出産後の30歳を過ぎてからマラソンを始めたという“走る研究者”。「人生諦めなければ、いくつからでもチャレンジできる」という仮説を見事に結果で証明した。

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