【別府大分毎日マラソン】小椋「6分台を出せば世界陸上も近づく」好タイム&初優勝へ気合

[ 2023年2月5日 07:30 ]

会見でポーズを取る小椋(後列左端)ら招待選手たち
Photo By スポニチ

 第71回別府大分毎日マラソン(スポニチ後援)は5日正午に大分市の高崎山・うみたまご前をスタートし、ジェイリーススタジアム(大分市営陸上競技場)をゴールとする42・195キロで行われる。4日は大分市内で優勝候補の小椋裕介(29=ヤクルト)ら海外・国内招待選手の会見があった。

 ハーフマラソンの日本記録保持者で、出場選手中ただ一人2時間6分台の自己ベスト記録(2時間6分51秒)を持つ小椋が「自分にとって世界大会につながる転換期となるレースにしたい」と意欲を込めた。4月に30歳を迎える小椋。自らのレース人生を振り返って「いまだに日本代表の経験がない。ここでつかみとれなければ悔いが残る」と並々ならぬ決意を見せた。

 21年のびわ湖毎日マラソンで自己最高を叩き出した。だが、その後は21年8月、22年2月と2度、左大腿骨を骨折。出場を決めていた同3月の東京マラソンを欠場するなど苦しんだ。だが今回は「奄美大島での合宿もこなせた。故障するギリギリのところまで十分に練習が積めた」と調整も順調に進んでいる。

 大会は24年パリ五輪代表を争うマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権が懸かる。さらに「6分台を出せば世界陸上(出場権)も近づく」と小椋。好タイム+マラソン初優勝で一気に世界舞台への切符をつかむ。(中島 泉)

続きを表示

2023年2月5日のニュース