スポクラ・野中 桜木花道もビックリ!?赤髪で貫禄の準決勝進出「五輪仕様にできるように」

[ 2023年2月5日 04:40 ]

スポーツクライミングボルダリング・ジャパンカップ第1日 ( 2023年2月4日    東京・駒沢屋内球技場 )

赤い髪でシーズン初戦に臨んだ野中
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 男女予選が行われ、女子は東京五輪複合銀メダルの野中生萌(25)が3位で、5日の準決勝進出を決めた。大会前の1月31日には真っ赤に染髪。桜木花道もビックリのド派手ないでたちで、パリ五輪前年の初戦で優勝を目指す。女子は伊藤ふたば(20)が1位通過。男子は安楽宙斗(16=千葉・八千代高)が1位、東京五輪4位の楢崎智亜(26)は4位で準決勝進出を決めた。

 第2課題こそ2度目の試技での成功となったが、その他の4課題は一撃で悠々と予選突破。貫禄を見せつけた野中は「いつも予選はいい流れにならないが、気持ち良く明日に行ける」と順調なスタートに笑みを浮かべた。

 代表選考の混乱や1年延期があった東京五輪を終え、2度目の五輪を控えるシーズン。「具体的に想像できる」と2大会連続出場への道筋は明確だ。ライバルは伊藤や19歳の森秋彩ら年下ばかりとなったが、「押される方が燃えるので」と25歳はどんと構えた。

 髪色は行きつけの美容院に任せた結果、燃えるような赤に。「髪色は皆さんに期待してもらえるところ。頭も五輪仕様にできるように」と、パリでお披露目する髪色を計画しながらシーズンを戦う。

 《男子安楽1位通過 4課題唯一完登》昨年11月の複合ジャパンカップを男女通じて最年少の15歳で制した安楽が、単種目の今大会でも実力を示した。難度の高い課題が並ぶ中、出場全58選手で唯一、4課題を完登。第2課題はクリアできなかったが、「この大会に向けて(筋力)トレーニングをしてきたのでうれしい。全完登する選手がいると思ったので(1位通過は)ビックリ」とはにかんだ。試技回数が多かったのは課題で、最終日に向け「少ない回数を意識したい」と話した。

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2023年2月5日のニュース