東京SG尾崎晟也 2年連続“御前試合”トライ!ハットトリック達成でキング独走「目標は毎試合」

[ 2023年2月5日 19:46 ]

ラグビーリーグワン第7節   東京SG40―34BL東京 ( 2023年2月5日    東京・秩父宮ラグビー場 )

<BL東京・東京SG>後半14分、尾崎晟(左)がライン際を駆け抜けてこの日2つ目のトライを決める(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 東京SG(旧サントリー)のWTB尾崎晟也(27)が、トライランキングで首位を独走している。この日は3トライでハットトリックを達成し、今季13トライ目。ともに東京都府中市を拠点とするBL東京(旧東芝)との”府中ダービー“で逆転勝利に貢献し、プレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に輝いた。

 またも、“御前試合”で存在感を示した。尾崎晟は30―34の後半23分、敵陣右22メートルライン付近から「スペースが見えていた」と、相手防御をステップでかわしインゴールへ。「トライはWTBの仕事」とうなずいた。

 この日は日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、53)がスタンドで視察。昨季もジョセフHCが来場した第9節・東京ベイ(旧クボタ)戦でトライを決めていた。今秋のW杯フランス大会での代表入りへ「ここでアピールして、毎試合、高いパフォーマンスをすることが代表入りへの近道」と見据えている。

 昨秋は代表候補の活動に参加するも、欧州遠征メンバーには選ばれなかった。代表WTB争いは激化しており、「他の選手との違いをつける」ために守備面を強化。試合終盤のピンチではジャッカルでチームを救った。

 今季13トライは、8トライで2位のジョネ・ナイカブラ(BL東京)を突き放している。「目標は毎試合。積み重ねて20(トライ)を超えたい」と尾崎晟。フランス行きの切符をつかむため、勢いは止まらない。

続きを表示

2023年2月5日のニュース