正代 初場所は“強行出場”だった 右足負傷も「出続けることに意味があると思って」

[ 2023年2月5日 20:38 ]

大相撲初場所6日目、翔猿(左)を攻める正代
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 関脇・正代(31=時津風部屋)が5日、東京・両国国技館で行われた第47回大相撲トーナメントに出場し、初戦で遠藤(32=追手風部屋)に敗れた。

 取組終了後に報道陣の取材に応じ、右足の甲を負傷していたことを明かした。12月下旬の稽古中に右足の親指に全体重が乗る形となり「音がした」という。初場所中は痛み止めを3種類飲んだり注射を打ったりと“強行出場”だった。「休場することが悪いとは思わないけど、出続けることに意味があると思って出た」。立ち合いの踏み込みに重要な親指の踏ん張りが効きにくい状況で思うような相撲が取れず、休場も考えたが土俵に立ち続けて奮闘した。

 初場所は10勝すれば大関復帰だったが6勝9敗と負け越し。春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)では3年ぶりの平幕陥落を逃れられない状況となっている。「久しぶりに平幕へ落ちるので、また挑戦する気持ちで相撲を取れたらなと」。ケガが完治すれば激しい立ち合いと前に出る圧力が戻り、再び大関を目指していけるだろう。

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2023年2月5日のニュース