アービングを欠くネッツが23点差を逆転勝ち 横須賀出身のトーマスが44得点 渡辺は3P1本成功

[ 2023年2月5日 11:34 ]

終了直前、トーマスのシュートを阻止したもののゴール・テンディングをコールされたギャフォードのプレー(AP)
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 トレードを要求したカイリー・アービング(30)を欠くネッツは4日、地元ブルックリン(ニューヨーク州)でウィザーズと対戦。第1Q終盤で21ー44と一時23点をリードされながら、後半に盛り返して125―123(前半55―73)で逆転勝ちを収めた。今季の成績は32勝20敗でホームでは16勝8敗。ケビン・デュラント(34)が膝の故障で離脱してからは5勝7敗となった。

 ベンチから出た2シーズン目のガードで、横須賀出身のキャム・トーマス(21)が29分の出場で自己最多の44得点をマーク。先発したガードのエドモンド・サムナー(27)も自己最多の29得点を稼ぐなど、チーム一丸となってデュラントとアービングの穴を埋めた。

 ネッツは第3Qを37―26、第4Qを33―24として逆転。120―120で迎えた第4Qの残り12秒、トーマスがベースライン際から体勢を崩しながら放ったシュートは、ウィザーズのダニエル・ギャフォード(24)のゴールテンディングとデニ・アブディヤ(22)の反則を同時に誘い、幸運な“3点プレー”となってチームに勝利を呼び込んだ。

 渡辺雄太(28)は25分の出場で3得点、4リバウンド、1ブロックショット。3点シュートは2本中1本を成功させ、今季の成功率は48・0%となった。

 この部門で1位にランクされているサンズのデイミオン・リー(30)はこの日のピストンズ戦で2本中1本を決めて成功率は46・8%。渡辺は規定本数には「4」不足しているものの、依然としてリーの記録を上回っている。

 敗れたウィザーズは6連勝のあと連敗を喫して24勝28敗。八村塁(24)をレイカーズに放出してからは4勝2敗となった。

 ブラドリー・ビール(29)は欠場したが、クリスタプス・ポルジンギス(27)が38得点、ベンチから出たアブディヤも23得点をマーク。123―125で迎えた残り7秒にはモンテ・モリス(27)にフリースローを2本が与えられたが、モリスはこれを2本とも失敗して同点機を逃した。

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