立大・上野監督締めた! 都道府県対抗男子駅伝は長野が優勝

[ 2023年1月23日 04:22 ]

優勝した長野のアンカー上野裕一郎(撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 陸上の全国都道府県対抗男子駅伝は22日に行われ、広島市平和記念公園前発着の7区間、48キロを長野が大会新記録の2時間17分10秒で優勝した。4区の山口竣平が区間新記録で先頭に立ち、5区の吉岡大翔(ともに佐久長聖高)も区間新をマーク。7区は立大男子駅伝監督を務める上野裕一郎(セントポールク)が逃げ切り、20年に続く頂点で最多の優勝回数を9度に伸ばした。過去2年は新型コロナウイルスの影響で開催されなかった。

 “日本一速い監督”と称される上野が、ガッツポーズでフィニッシュした。2位と49秒差でたすきを受け、トップを維持したままゴール。「こんな力のない37歳を選んでくれた長野県に感謝したい。全員で勝ち取った優勝」と笑顔で振り返った。18年から立大男子駅伝監督を務め、今年の箱根駅伝で55年ぶりの本大会出場に導いた。その合間を縫って自らも練習を重ねており「これからもやっていきたい」と言葉に力を込めた。

 ≪男子にも“スーパー中学生”増子5人抜きで区間賞≫3000メートル日本中学記録保持者の増子陽太(鏡石中)が福島6区(3キロ)を走り、5人抜きで区間賞を獲得した。都道府県対抗女子駅伝で17人抜きを見せた岡山のドルーリー朱瑛里(しぇり)と同様に“スーパー中学生”として存在感を発揮。ただ、狙っていた区間新記録には14秒届かず「自分の弱さが目立つレースで悔しい」と反省した。卒業後は学法石川高に進学予定となっている。

続きを表示

2023年1月23日のニュース