奈紗が3差2位浮上 7バーディー66 「後半にパットが良くなってきた」

[ 2023年1月23日 04:00 ]

米女子ゴルフツアー ヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズ第3日 ( 2023年1月21日    フロリダ州 レークノナ・クラブ=6608ヤード、パー72 )

第3ラウンド、18番でバーディーを決め、笑顔でホールアウトする畑岡奈紗
Photo By 共同

 5位から出た畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)が7バーディー、1ボギーの66と伸ばし、通算11アンダーで首位と3打差の2位に浮上した。笹生優花(21=フリー)は16位から1イーグル、3バーディーで67をマークして通算6アンダーの6位。ブルック・ヘンダーソン(25=カナダ)が69で回り、通算14アンダーで首位を守った。大会出場は過去2年間のツアー優勝が条件で、29人により争われる。

 最終18番で右に曲がるスライスラインを読み切り、4メートルのバーディーパットを沈めた畑岡は右拳を握った。この日ベストスコアの66。「後半にパットが良くなってきて、いいバーディーがたくさんあった」とうなずいた。

 バックナインでチャージを見せた。13番からの4連続を含むボギーなしの6バーディー。鍵はこれまで苦手意識があったスライスラインの攻略だ。パットの軌道を、直線的なものから弧を描く動きに修正。「今週はスライスラインが多いので、いいイメージがついてきている」という。初日からパット数は29、27、25と状態を上げている。

 首位と3打差で最終日を迎える。「とにかくチャンスに多くつけて、いかにそれを決められるか」と畑岡。逆転優勝へ、ホステスプロとしても気合十分だ。

 ≪笹生珍事も笑顔≫笹生がプロアマ形式の今大会ならではの珍事に見舞われた。後半4番のグリーンで同伴競技者の暫定球を拾った笹生のキャディーが、本人に返す際に誤って笹生の球を渡したという。同伴競技者はそうとは知らず、池に投げ入れてしまった。故意ではないため無罰と判断され、笹生は新たな球でプレー。その後、8番パー4でイーグルを奪う見せ場もつくり、67と伸ばした。21歳は「最終日も楽しんでゴルフができれば」と笑顔で言った。

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月23日のニュース