朝乃山「通過点」14勝 前日に十両優勝も「終わりじゃない」

[ 2023年1月23日 04:45 ]

大相撲初場所 千秋楽 ( 2023年1月22日    両国国技館 )

北青鵬(左)を上手出し投げで下す朝乃山(撮影・久冨木 修)
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 前日に十両優勝を決めた元大関の朝乃山が北青鵬を下して14勝目を挙げた。得意の右を差して左上手を引くと、身長2メートルの相手に上手を与えず先に攻めて勝負を決めた。優勝については「一つの通過点。これで終わりじゃないので来場所へ稽古したい」と淡々。この日の出番前には、千秋楽恒例の協会あいさつを花道で見届けた。「もう一回、自分もあそこに戻りたいという気持ちになりました」。今年中の目標でもある三役へ気持ちを高めた。

 関取として千秋楽を迎えたのは21年春場所以来。「15日間取れたことは幸せでした」と思いをかみしめた。14勝も、十両上位に好成績者が多く、来場所の幕内復帰は微妙な状況。来月27日の番付発表が注目される。

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2023年1月23日のニュース