【貴景勝と一問一答】「一緒に写真を撮りたいと思っていた」家族との支度部屋記念撮影が優勝の原動力に

[ 2023年1月23日 12:51 ]

優勝一夜明け会見を行った貴景勝(日本相撲協会提供)
Photo By 提供写真

 大相撲初場所で自身3度目の優勝を果たした大関・貴景勝(26)が23日、東京都板橋区の常盤山部屋からオンラインで一夜明け会見を行った。

 ――13場所ぶりの優勝を果たして、昨日の夜はどう過ごした?
 「帰ってすぐ寝ました」

 ――支度部屋で家族と記念撮影した喜びは?
 「良い記念になったかなと思います。今回から写真撮影もパレードも復活するので、良い成績を残して(家族と)一緒に写真を撮りたいなと思っていました」

 ――今場所2日目から報道陣の取材に応じなかった理由は?
 「集中したいと思ったからなんですけど、自分の思っていることと違う情報が入ってしまうと精神が上下してしまうと思った。勝っても負けても同じ気持ちを保つために今場所はそうしました」

 ――連敗を止めて流れを変えた13日目。相手が阿武咲だったことへの思いは?
 「よくライバルと言っていただけるけど、あの日はやっぱりうれしかったです。小学校の頃からお互い意識してやってきて、大相撲の最高峰の優勝争いで、しかも結びでやれているというのは。小さい頃の自分からしたら想像できないことだったので」

 ――流血する激しい相撲も多かった15日間を振り返って
 「こういう世界では血が出るとか口が切れるとかは当たり前なので。自分の相撲スタイルからすると激しさを失ってしまったら引退した方が良いと思うので、そこだけは自分の目指す相撲。体が(大きく)ないので、気持ちと激しさだけは常に持っておこうと思っています」

 ――押し切れない時の対応、勝ち方を稽古してきた。今場所それが表れた手応えは?
 「一気に持っていくことが一番気持ちいい勝ち方だけど自分の望んだ展開にならないことも多いので、そういう時に対応できるようにと1年ぐらい前から取り組んできたことが今場所やっと少し出てくれた。突き押し以外で勝った相撲は、少し体に染みついてきたのかなと思います」

 ――目指している“四つのような押し相撲”とは?
 「四つのような腰の構えと足の幅とか。四つ相撲の人はまわしを取るけど、その構えで押していけば四つのような押し相撲が取れる。そうすれば押し相撲でも安定感が出てくるんじゃないかと思って取り組んでいる」

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2023年1月23日のニュース