西岡、日本勢3人目の8強ならず 1時間58分でストレート負けも「いい勉強」

[ 2023年1月23日 04:30 ]

テニス全豪オープン第7日 男子シングルス4回戦   ●西岡 0-6、0-6、6-7 ハチャノフ〇 ( 2023年1月22日    メルボルン )

日本勢3人目の8強とはならなかった西岡(AP)
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 男子シングルス4回戦で、第31シードの西岡良仁(27=ミキハウス)はロシア出身で第18シードのカレン・ハチャノフ(26)に0―6、0―6、6―7でストレート負けした。68年のオープン化以降、4大大会のこの種目で16強に進出した日本勢は松岡修造、錦織圭に続き史上3人目。2人に続く8強入りを目指したが、格上に1時間58分で完敗した。

 最初の2セットは1ゲームも奪えないダブルベーグル。西岡は第2セット第4ゲームにはラケットをコートにたたきつけて破壊して審判から警告を受けた。第3セットは立て直したが、タイブレークで屈した。1時間58分でストレート負け。「僕がどうあがこうと最初の2セットは取れなかったと思う。第3セットの流れはかなり僕寄り。あの状況からよくあそこまで持っていけた」と振り返った。

 15本のサービスエースを浴び、凡ミスも相手の23回を上回る39回。サーブ、ショットともに精度の差を見せつけられたが、4大大会のこの種目で日本男子2人目のシード選手として16強入りした価値は大きい。西岡は「いい勉強。シードがついたことで4大大会で勝つ可能性が増えたと実感できた。自信にしたい」と視線を上げた。

 ≪国枝引退に驚き≫西岡はこの日の試合前に国枝の引退を知り「めちゃくちゃビックリした。普通に(全豪も)プレーされると思っていた。引退するなんて思っていなかったです」と目を丸くした。自身は故障離脱中にトレーニングの一環で車いすテニスに挑戦。国枝から手ほどきを受けたことがあり「“車いすテニスをやってみよう”となった時に一緒に打ってもらった。サーブの打ち方を教えてもらったことは思い出に残っています」と懐かしんだ。

 ◆全豪オープンテニスはWOWOWで全日生放送。WOWOWオンデマンドでは全コートライブ配信

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2023年1月23日のニュース