10位東洋大 出場校最長の18年連続シード権死守 酒井監督“あの景色”は「二度と見たくない」

[ 2023年1月4日 05:18 ]

第99回東京箱根間往復大学駅伝 復路 ( 2023年1月3日    神奈川・箱根町~東京・大手町 5区間109・6キロ )

9位でゴールしガッツポーズする城西大・山中(右)の後ろで悔しそうな表情を見せる東洋大・清野(撮影・木村 揚輔)  
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 東洋大が現出場校で最長となる18年連続のシード権を死守した。往路の1区で17位と出遅れ、2区では19位まで後退。10位と1分27秒差でスタートした復路で10位に食い込み、酒井俊幸監督(46)は「今回初めて最後尾の景色を見た。二度と見たくない」と苦笑いした。

 この日も7区を終えて12位と苦しんだが、8区の木本(4年)が区間賞の快走で11位へ上げ、9区の梅崎(2年)も区間4位の好走でシード権の9位に浮上した。往路では木本と東洋大牛久(茨城)から同期の前田主将(4年)が区間5位と踏ん張り、14位から3つ順位を上げた。木本は「前田の走りがあったから頑張ることができた。前田の存在が大きかった」と話す。

 09年に就任した酒井監督は「今までで一番コンディションに苦しんだ」と振り返る。新型コロナウイルス感染者が12月に出始め、故障者も続出。エース松山(3年)も欠き、「10人エントリーするのにも難儀した」。ギリギリで鉄紺の伝統を守り。来年の100回記念大会へ予選会を経ずに出場できる。

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2023年1月4日のニュース