ウィザーズの連勝が5でストップ 八村は12得点 バックスのG・アデトクンボは自己最多の55得点

[ 2023年1月4日 12:35 ]

ポルジンギスをかわしてインサイドを突くバックスのG・アデトクンボ(AP)
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 ウィザーズは3日、敵地ミルウォーキー(ウィスコンシン州)で1日に続いてバックス戦に臨んだが113―123(前半49―61)で敗れて17勝22敗。最大14点差をつけられながら、第4Qの序盤で一時2点差まで詰め寄ったが、バックスに振り切られて連勝は5でストップした。

 12月28日のサンズ戦で自己最多に並ぶ30得点を稼いでいる八村塁(24)は25分の出場でフィールドゴール(FG)を10本中4本決めて(うち3点シュートは3本とも成功)12得点と3リバウンド、2アシスト、1スティール。第4Q残り2分24秒に決めた3点シュートで得点を2ケタに乗せたが(今季19回目)が勝利にはつながらなかった。

 4試合ぶりに復帰したブラドリー・ビール(29)は前半で8得点を稼いだものの後半は欠場。クリスタプス・ポルジンギス(27)は22得点、カイル・クーズマ(27)は20得点を記録したが、第4Q終盤の接戦はものにできなかった。

 八村は今季は23試合に出場して13・5得点(昨季は11・3)、4・7リウンド(同3・8)で、FG成功率は51・7%(同49・1%)、3点シュートの成功率は37・7%(同44・7%)となった。

 東地区全体3位のバックスは24勝13敗。今季リーグ3位の32・1得点をマークしているヤニス・アデトクンボ(28)は1日の試合を欠場していたが、この日は復帰して自己最多の55得点と10リバウンド、7アシストを稼いでチームの勝利に貢献した。

 アデトクンボは37分の出場でFGを33本中20本(3点シュートは3本とも失敗)、フリースローは16本中15本を成功。これまでの自己最多は2019年3月17日の76ers戦で記録した52得点だったが、これを4シーズンぶりに更新した。50得点以上は通算4回目。12月28日のブルズ戦(45得点)、同30日のティンバーウルブス戦(43得点)を含め、出場3試合連続で40得点以上をマークした。

 バックスの選手が3試合連続で40得点以上を記録したのは1969年のフリン・ロビンソン(ガード)と1972年のカリーム・アブドゥルジャバー(センター)を含めてアデトクンボがチーム史上3人目。3試合続けて「40得点+10リバウンド+5アシスト以上」をクリアしたのは、NBAではエルジン・ベイラー(1961、63年=レイカーズ)、ウィルト・チェンバレン(1963年=ウォリアーズ)、ラッセル・ウエストブルック(2016年=サンダー、現レイカーズ)に次いでリーグ史上4人目となった。

 バックスはペイント内の得点で66―60。1日のこのカードでは26―72と大差をつけられていたが、アデトクンボの復帰と活躍で試合内容はガラリと変わった。

<八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場5分54秒=3得点)
(1)8分43秒・右ベースライン際からプルアップでジャンプシュート=×
(2)10分14秒・正面からのドライブ。バックドアにターンしてレイアップ=×
(3)10分32秒・左コーナーから3点シュート=○(アシスト・ライト)
 ▼第2Q(出場5分6秒=2得点)
(4)42秒・左サイドでプルアップからジャンプシュート=○(アシスト・クーズマ)
(5)2分13秒・右エルボー付近でプルアップからジャンプシュート=×
(6)3分19秒・正面からのドライブ。ロペスにブロックされる=×
(7)4分6秒・左サイドでのパワープレー。ターンアラウンドでジャンプシュート=×
(8)5分5秒・右サイドでプルアップからジャンプシュート=×
 ▼第3Q(出場6分1秒=4得点)
(9)7分34秒・左サイドから3点シュート=○(アシスト・ライト)
*8分23秒・フリースロー2本=×○
 ▼第4Q(出場7分45秒=3得点)
(10)9分36秒・右サイドから3点シュート=○(アシスト・モリス)

 <3日の結果>
*バックス(24勝13敗)123ー113ウィザーズ(17勝22敗)
*サンダー(16勝21敗)150ー117セルティクス(26勝12敗)
キングス(20勝16敗)117ー115*ジャズ(19勝21敗)
 *はホームチーム

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