男子110M障害決勝は波乱 東京五輪優勝のパーチメントは負傷棄権 ホロウェイが連覇を達成

[ 2022年7月18日 12:11 ]

陸上・世界選手権第3日 ( 2022年7月17日    米オレゴン州ユージン )

男子110メートル障害で優勝したグラント・ホロウェイ(AP)
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 男子110メートル障害の決勝では波乱が立て続けに起こった。レース前の練習の際、東京五輪でこの種目を制したハンスル・パーチメント(32=ジャマイカ)が右太腿を痛めて倒れ込み、スタートラインに立てずに棄権。そのあと、今季世界最高の12秒84をマークし、26日からはNFLイーグルスのキャンプにWRとして参加するディボン・アレン(27=米国)がフライングで失格となった。

 アレンのリアクションタイムは規定の0秒100を1000分の1秒下回る0秒099。今大会の会場となっているヘイワード・フィールドを本拠にしているオレゴン大の出身で、これが陸上生活最後のレースとあって、場内からはブーイングが沸き起こったが判定は変わらなかった。

 結局6人の出走となった決勝ではグラント・ホロウェイ(24=米国)が13秒03で世界選手権での連覇を達成。トレイ・カニングハム(23=米国)が13秒08で2位に入り、自己ベストの13秒17をマークしたアシエル・マルチネス(22=スペイン)が3位に入った。

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