【丸山茂樹 メジャー基準】「打ち方自体は悪くない」 松山が上昇の兆し通り

[ 2022年7月18日 05:20 ]

米男子ゴルフツアー 第150回全英オープン最終日 ( 2022年7月17日    スコットランド・セントアンドリュース・オールドC=7313ヤード、パー72 )

<全英オープン・3日目>第3ラウンド6番、トリプルボギーを叩く松山(撮影・西尾 大助)
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 セントアンドリュースは7、8アンダーが出る一方で、簡単にオーバーパーも出る一筋縄ではいかないコース。第3日、桂川は5番パー5のダブルボギーでリズムを崩し、流れをつかみ切れなかった。第2打でピン手前約30ヤードまで運んだものの、そこからの寄せをミスしたのが痛かった。ただ、これでアプローチの多様な打ち方を勉強して、覚えることが大事だと気付かされたと思う。プレーの引き出しを増やして、イマジネーションがもっと働くようになればスコアも安定する。今は全てが勉強だと思えばいい。

 松山はスタート前の練習の時からショットに苦労していたようだ。どこか自信がなかったのだろう。それが結果に出ている。6番では4パットもあった。ただ、打ち方自体は悪い感じではない。

 マキロイが武器の飛距離を最大限に生かし首位に立った。ショットだけではなく、パットもこれと言って悪いところはなく、非常に安定したゴルフでコースを力でねじ伏せようとしている。10番でバンカーからイーグルを決めた時には大歓声が上がった。スター選手がこれだけのスコアで回ってくれば、周囲が盛り上がるのは当然。2度目の全英制覇へファンの期待も高まっているだろう。(プロゴルファー)

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2022年7月18日のニュース