金沢学院大が地元で初の全国制覇 個人戦は同志社大デミデジャムツが初V 全日本大学選抜相撲金沢大会

[ 2022年7月18日 08:56 ]

団体戦で初優勝を果たした金沢学院大(提供写真)
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 第10回全日本大学選抜相撲金沢大会が17日、石川・卯辰山相撲場で行われた。昨年と一昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっており3年ぶりの開催。これまでは東日本11校、西日本5校が出場していたが、今年は東日本8校、西日本4校と縮小された。

 5人制の団体戦は地元・金沢学院大が悲願の初優勝を果たした。大相撲で活躍している炎鵬(27=宮城野部屋)が4年生だった16年の同大会で3位に入ったのがこれまでの最高実績。偉大な先輩たちが残した記録を上回り、ついに日本一の栄冠を手にした。

 団体戦に出場したメンバーは、高校時代に全国大会で個人準優勝の実績を持つ池田俊(3年)、可貴秀太(2年)、大森康弘(1年)の3人と、今年の西日本学生選手権準優勝の井手純也(3年)、西日本学生選抜大会優勝の土井敢太(3年)。東日本の強豪校相手にも引けを取らない選手層の厚さだ。

 団体予選を3勝12点で1位通過し、準々決勝で農大に5―0、準決勝で拓大に4―1と堂々の成績で勝ち上がった。決勝の相手は、昨年の全国学生選手権を制した日体大。先鋒・土井は敗れたが、二陣・池田と中堅・可貴が勝って王手をかけた。副将戦は期待の1年生・大森がブフチョローン(2年)と熱戦を展開。最後は相手の勇み足で勝負あり、初優勝が決まった。

 個人戦はモンゴル出身のデミデジャムツ(同志社大4年)が決勝で池田俊(金沢学院大3年)を破って初優勝。初めての全国大会入賞をいきなり優勝で飾った。なお、先週のワールドゲームズに出場した中村泰輝(日体大4年)、花田秀虎(日体大3年)、藤澤詩音(近大4年)は欠場だった。

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2022年7月18日のニュース