阿部詩 「緩さ感じず」昨秋手術の両肩の不安払しょく 柔道GPザグレブ大会から帰国

[ 2022年7月18日 15:15 ]

オンラインで取材に応じた阿部詩
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 柔道のグランプリ・ザグレブ大会で、昨夏の東京五輪以来、約1年ぶりの国際大会で優勝した女子52キロ級の阿部詩(22=日体大)が18日、オンラインで取材に応じ、「自分が思っていたよりも、動き、柔道の内容も良かったので、10月の世界選手権(タシケント)にいい形でつなげられたと思う」と安どの表情で語った。

 阿部詩は昨夏の東京五輪を制覇。その後にルーズショルダーの問題を抱えていた両肩の手術を受け、今年4月の全日本選抜体重別選手権は1回戦を勝った後に棄権していた。今大会はそれ以来の実戦となったが、5試合中4試合が一本勝ちで、決勝では東京五輪48キロ級金メダリストのクラスニチ(コソボ)を破るなど内容も上々。「(両肩は)全く痛みがないわけではないが、緩さは感じないので良かった。試合を楽しんで自分らしく柔道ができた」と振り返った。

 14日には22歳の誕生日を迎えたばかり。帰国した17日には早速、焼肉でお祝いした様子を自身のインスタグラムに投稿していたが、「一番(のプレゼント)は試合に優勝できて、自分の状態を知れたこと」と阿部詩。気を緩めずに3カ月後に迫った世界選手権へ、さらに状態を上げていく。

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2022年7月18日のニュース