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【玉ノ井親方 視点】一山本の“理想の相撲”に近づいてきた印象 隆の勝は前への圧力や粘りがいい

[ 2022年5月17日 19:00 ]

大相撲夏場所10日目   ○一山本(突き出し)琴勝峰●、○隆の勝(押し出し)遠藤● ( 2022年5月17日    両国国技館 )

<夏場所10日目>遠藤(左)を押し出しで下す隆の勝(撮影・久冨木 修)
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 平幕の二人が2敗を守り優勝争いをリードしている。

 一山本は今場所、引かないで取れているのが好調の要因だろう。琴勝峰戦も当たった後に突いて出て、喉輪で押し込んで主導権を握った。元々、阿炎のような相撲を取りたいと言っていたが、その目標の取口に近づいてきた印象だ。

 引き足も早く、対戦する相手にしてみれば、何をやってくるか分からないタイプなので取りづらいのではないか。

 ケガで1度幕下まで落ちたが、幕内に上がってからは体も大きくなり力をつけている。このまま白星を続ければ、上位と当たるだろうが、本人は優勝争いを意識するというよりも力のある相手と対戦できるのが、楽しみな感じではないだろうか。むしろ、そいう気持ちで取った方が相撲内容も良くなる。

 隆の勝は遠藤に立ち合いで当たった後に攻め込まれた。ただ、きちんといなしてそこから前に出た。土俵際でもつれたものの、今場所は前に出て圧力をかけられているので、土俵際でも粘ることができる。今場所はチャンスだが、重圧がかかるのはこれから。優勝争いを意識せず目の前の一番に集中することが大事だ。
(元大関・栃東)

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