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一山本が千代翔馬を破り2敗死守 31年ぶりの北海道勢Vへ連勝街道ひた走る

[ 2022年5月17日 05:30 ]

大相撲夏場所9日目 ( 2022年5月16日    両国国技館 )

千代翔馬を攻める一山本(左)(撮影・西海健太郎)
Photo By スポニチ

 2敗の平幕・一山本が千代翔馬を突き出しで破り7勝目を挙げた。出身地では最多120回の優勝を誇る北海道出身。優勝争いのトップを並走し、31年ぶりの北海道勢Vの期待も日増しに高まっている。大関陣は正代が3勝目を挙げたが御嶽海は5敗目で黒星先行。貴景勝も関脇・若隆景に敗れ5勝4敗となった。隆の勝、碧山、佐田の海も2敗を守り、3敗は横綱・照ノ富士ら5人となった。

 腹を決めたように力強く両手を伸ばし、一気に前に出た。食い下がられるとしぶとい千代翔馬に何もさせない完勝。2敗を守った一山本は「ここ2日間はしっかり当たってから相撲取れていた」と早口でまくしたてるコメントにも勢いがある。

 連勝すると止まらないが、負け始めても止まらない。勝ち負けが連なる「連(つら)相撲」の典型的な力士だ。今場所は持ち味発揮の5連勝発進で先場所終盤からの連勝を10まで伸ばしたが、6日目から2連敗。師匠の放駒親方(元関脇・玉乃島)から「小手先でなくもっと思い切って当たれ」のアドバイスを受けて2連勝と再び上昇気流に乗ってきた。

 場所前に出身地の北海道岩内(いわない)町から「観光大使」に任命された。イベントなどで故郷をPRする役割を担う一方、本業で活躍することが何よりの恩返しと奮起する。岩内町役場の担当者も「地元は徐々に盛り上がっています。相撲どころの北海道に優勝の吉報を届けてほしい」と91年春場所の北勝海(八角理事長)以来31年ぶりとなる北海道勢優勝の期待を寄せる。

 2敗に4人、3敗に5人と大混戦の中、笑顔で引き揚げる岩内の星は「まずは勝ち越し。幕内では7勝7敗からしか勝ち越したことがないので…」と謙遜する。まだ中盤戦。気負う思いを必死に抑える表情は、あえて優勝は「い・わ・な・い」と言いたげだった。

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