ラグビー畠山健介が現役引退 15年W杯南ア撃破の立役者

[ 2022年5月13日 14:00 ]

ラグビー元日本代表の畠山健介
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 ラグビーリーグワン3部の愛知(旧豊田自動織機)は13日、日本代表通算78キャップで11、15年W杯に連続出場したプロップ畠山健介(36)ら選手12人、スタッフ2人の退団を発表した。畠山は現役を引退する。

 宮城県気仙沼市出身の畠山は8歳でラグビーを始め、宮城・仙台育英高―早大を経て08年4月にサントリー(現東京SG)入り。機動性に長けたプロップとして活躍し、同年に日本代表初キャップを獲得。以後は代表でも3番に定着し、15年W杯の南アフリカ戦にも先発するなど、歴史的3勝に大きく貢献した。その後は英プレミアシップや米国のメジャーリーグラグビーでもプレー。愛称「空飛ぶヨコヅナ」でも親しまれた。今季は愛知に所属も、わずか1試合の出場(先発)にとどまっていた。

 畠山はチームを通じて「1シーズンという短い時間でしたが、シャトルズの選手のみんなとラグビーが出来て最高に楽しかったです!本当に素晴らしい時間を、ありがとうございました。ファンの方からもたくさん温かい応援を頂きまして、本当にありがとうございました! 2015年11月13日(金)トップリーグ開幕戦、それまで好きだったラグビーが楽しくなくなりました。試合に勝っても、タイトルを獲っても、空虚で全く満たされなくなりました。それでもシャトルズの選手のみんなと一緒にラグビーが出来て、またラグビーを好きになる事が出来ました。本当に感謝しています。ありがとうございます。ラグビーを通じて、良い事もそうじゃない事も、素晴らしい景色も涙でにじんだ景色も見られました!ラグビーをしていたからこそ出会えた人達に感謝です。全てかけがえのない出会い、瞬間、感情、景色でした。本当にありがとうございました!」とコメントした。

 また長年7人制日本代表を務め、16年リオデジャネイロ五輪代表としても活躍した「ミスターセブンズ」ことバックスの坂井克行(33)の現役引退も発表。今後は社業に専念するといい「“もう一踏ん張り!”という思いもありますが、自分のイメージ通りのプレーができなくなり、引退する運びとなりました。ファンの皆様、職場、家族のサポート無しには、ここまでプレーを続けることはできませんでした。また、怪我をしない身体を与えてくれた両親には、感謝の気持ちでいっぱいです。今日まで応援ありがとうございました」などとコメントした。

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2022年5月13日のニュース