体操・田中女子強化本部長 世界選手権見据え「Dスコアを上げ、失敗がない演技を」

[ 2022年5月13日 16:53 ]

会見する田中光本部長
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 体操の世界選手権(10~11月、英リバプール)の代表選考会を兼ねた第61回NHK杯は14日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕する。13日は公式練習、前日会見が行われ、水鳥寿思男子強化本部長(41)、田中光女子強化本部長(49)が、それぞれ見どころなどを語った。

 NHK杯は4月に行われた全日本個人総合選手権の得点を持ち越して争われるシステム。女子は昨夏の東京五輪代表の村上茉愛さん、畠田瞳さんらが引退し、“世代交代”が大きなテーマとなっている。今回の上位3選手が代表に内定する、

 全日本個人総合で1位につけた笠原有彩(17=レジックスポーツ)について田中強化本部長は「非常に安定感があり、美しい体操をする」と高評価。2位の宮田笙子(17=鯖江体操スクール)については「床と跳馬、すごく馬力、瞬発力あり、今、最も日本で高い得点をとれる選手」とし、全日本では段違い平行棒でミスや平均台での落下があったため、巻き返しを期待した。3位の山田千遥(19=朝日生命ク)については「2、3月の合宿でも調子が良く、一番早めに準備ができていた選手。力があると思うので安定した演技を見せれば、上位に入ってくる」と予想した。

 代表選考が懸かった大会だけに、田中強化本部長は「選手が100%の演技をしない可能性ある」と指摘しつつ、「世界で戦うためにはDスコアを上げていかなくてはいけない。Dスコアを上げ、失敗がない演技を期待したい」と話した。

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