エース橋本大輝“絶不調”宣言「ピークをもってくる週を1週間間違えた」体操NHK杯前日会見

体操NHK杯の前日会見に臨み、意気込みを語った（左から）神本雄也、橋本大輝、土井陵輔
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　体操の世界選手権（10～11月、英リバプール）の日本代表選考会を兼ねたNHK杯は14日に東京都渋谷区の東京体育館で開幕する。13日は公式練習と記者会見があり、会見には先月の全日本個人総合選手権の男女上位3選手が出席した。

　NHK杯は全日本個人総合の得点を持ち越して争われるシステムだが、男子はすでに21年東京五輪金メダリストの橋本大輝（20＝順大）は世界選手権代表に内定、残る4人のうち、2人が今大会で決まる。

　全日本個人総合で1位につけているエース橋本は「膝以外の関節が全部痛い。昨年の世界選手権前と同じぐらい調子が悪い」と明かし、「思っていたより抜けるスピードが早くて、ピークをもってくる週を1週間間違えた」と説明。「ミスなく、ケガなく自分の演技ができれば」と控えめに抱負を語った。

　全日本個人総合で2位の神本雄也（27＝コナミスポーツ）も大会直後は「疲労で体が硬くなった」というものの、調整は順調。「きょうの会場練習で良い動きができたので、今回も良い結果が残せそうです」と自信を示した。同3位の土井陵輔（20＝日体大）は「全日本で3位という立ち位置はうれしいというより驚きの方が大きい。全日本より良い演技というものは目標とせずに、いかに自分らしい演技ができるかというのを目標にしたい」と話した。