藤本愛菜が初優勝 「めっちゃ入った」中古ゴルフ店で9000円で買ったパターが勝因

[ 2022年5月13日 05:30 ]

九州女子アマゴルフ最終日 ( 2022年5月12日    玄海ゴルフクラブ )

通算6アンダーで初優勝した藤本は笑顔でカップを抱く
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 首位タイで出た福岡・沖学園高1年の藤本愛菜(15)が通算6アンダー、210で大会初優勝を決めた。9000円で買った中古のパターが威力を発揮。4バーディー、1ボギーの69とスコアを伸ばした。同じく首位だった荒木優奈(16=宮崎・日章学園高2年)は72に終わり3アンダーの2位。日本女子アマ(6月14~17日、岐阜関)の出場権は上位17人とシード選手の左奈々(沖学園高1年)が得た。

 高1アマ、藤本の勝因は中古ゴルフ店で買った9000円のパターだった。「売り場の隅に3本残っていた中から選んだ」。今季から使いだしたマレット型パターが玄海の難グリーンで威力を発揮し「めっちゃ入った。パターの勝利です」。もともと1メートル58の立派な体から繰り出す250ヤードのロングドライブや切れのいいショートアイアンが武器のショットメーカーだが、加えて今大会はパットが冴えた。

 最終日も1番は3メートルのフックライン、15番は3メートルを沈めるなど4バーディー。ピンチだった17番は上から2・5メートルをねじ込んでパーを守り、食い下がった荒木優につけいる隙を見せなかった。

 福岡県飯塚市の小竹南小5年でゴルフを始めた。沖学園中3年で九州ジュニア12~14歳の部と全国中学校春季大会を制覇。高校に進んだ4月はザ・ロイヤルGC(茨城)で開かれた高ゴ連強化練習に参加して腕を磨いた。2つ目の九州タイトルを握って2年連続で出場する日本女子アマ。「昨年ボロボロ(48位)だったので今年はトップ10に入りたい」。持ち前のショット力に巧みなパッティングが備わった藤本なら目標達成も濃厚だ。

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2022年5月13日のニュース