体操・水鳥男子強化本部長 アジア大会延期の影響懸念 パリ五輪へ「経験の機会減った」

[ 2022年5月13日 17:08 ]

日本体操協会男子強化本部長の水鳥寿思氏
Photo By スポニチ

 体操の世界選手権(10~11月、英リバプール)の代表選考会を兼ねた第61回NHK杯は14日、東京都渋谷区の東京体育館で開幕する。13日は公式練習、前日会見が行われ、水鳥寿思男子強化本部長(41)、田中光女子強化本部長(49)が、それぞれ見どころなどを語った。

 男子はすでに東京五輪個人総合金メダルの橋本大輝(20=順大)が代表に内定。橋本を除く今大会の上位2人が代表に決まる。4月の全日本個人総合では1位が橋本で、2位は神本雄也(27=コナミスポーツ)、3位が土井陵輔(20=日体大)。神本、土井は銀メダルを獲得した東京五輪代表に入っておらず、水鳥強化本部長は代表争うの現状を「混戦模様」と表現。五輪代表メンバーの巻き返しにも期待したた。

 また、杭州アジア大会、成都ワールドユニバーシティゲームズの延期についても言及。「まだ、誰も国際大会で新ルールの演技構成に挑戦していない。パリ五輪までの期間が短く、経験の機会が一つ減った影響はある」と指摘。延期の発表が代表選考会の直前だったことで「選手への心理的な影響がなければいいなと思った」と懸念した。

続きを表示

2022年5月13日のニュース