ヒートが「4強」一番乗り 76ersに4勝2敗 得点王のエンビードは無念の敗退

[ 2022年5月13日 10:43 ]

歓喜するヒートのバトラー(中央)とストルース(左=AP)
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 東地区第1シードのヒート(53勝29敗)は12日、敵地フィラデルフィア(ペンシルベニア州)で第4シードの76ers(51勝31敗)を99―90(前半49―48)で下して4勝2敗。2年ぶりに地区決勝に駒を進めた。

 カイル・ラウリー(36)の故障離脱に伴い、プレーオフに進出した全16チームの中で唯一、ヒートはドラフト外入団の2人がバックコート陣の先発を務めているが、そのうちの1人、マックス・ストルース(26)が4本の3点シュートなどで20得点と11リバウンド、5アシストをマーク。このシリーズで平均26・6得点を記録していたフォワードのジミー・バトラー(32)も32得点を稼いでチームを引っ張った。

 チームの3点シュート成功は28本中7本(成功率25・0%)。今季リーグ1位の37・9%だった成功率はこのシリーズで4回も20%台となってしまったが、第6戦でのフィールドゴール(FG)成功率は48・3%に達し、リバウンド総数で49―35、ペイント内の得点で62―48と上回って勝利を収めた。

 76ersは2003年以降、地区準決勝進出はこれが6回目だったが(2003、12、18、19、21、22年)すべてシリーズ敗退。今季の得点王でMVP投票では次点だったセンターのジョエル・エンビード(28)は44分出場して20得点と12リバウンドを挙げたものの、FGの成功は24本中7本。右手親指のじん帯損傷と眼窩底骨折を抱えてのポストシーズンだったが、地区準決勝シリーズで姿を消した。

 タイリース・マキシー(21)も20得点を記録したが、3点シュートの成功は7本中1本。シーズン途中でネッツから移籍してきたジェームズ・ハーデン(32)は11得点と9アシストにとどまった。

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