引退するラグビー神戸の両ベテラン 橋本大輝「やり切りました」平島久照「最高に楽しいラグビー人生」

[ 2022年5月13日 20:13 ]

取材後に撮影に応じる神戸・橋本大(右)と平島
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 ラグビーリーグワンの神戸は13日、退団する選手と退任するスタッフを発表し、今季主将を務めたフランカー橋本大輝(35)と日本代表キャップ42のプロップ平島久照(39)が引退することになった。

 京産大から09年に神戸製鋼(現神戸)に加入した橋本大は、今季から主将に復帰。2月に脳しんとうを負い、その後は戦列に戻ることはなかったが、この日の納会後に取材に応じ「やり切りました」と悔いのない表情を浮かべた。

 「2~3年前から引退を考えていて、シーズンの中盤ぐらいに(決めた)。今年は若手を成長させることをテーマにしていて、李(承信)と橋本皓がチームを引っ張ってくれて、これで良いのかなと思いました。やり切りました」

 福岡大から05年に神戸製鋼に加わり、17年間にわたって在籍した平島も「最高に楽しいラグビー人生を過ごせた」と晴れやかだった。今年4月17日に急逝したヘッドFWコーチだったスティーブ・カンバーランド氏らの指導によって成長。日本代表キャップは「42」を数えた。

 2人は来季以降もチームに残り、コーチングスタッフとして選手たちを支える。橋本大は「若手には試合経験のない荒削りな選手も多い。伝えられることを伝えて、試合に出場させてあげることが目標」と語った。

 また、フッカー平原大敬(35)も今季限りで引退する。

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2022年5月13日のニュース