リーグワン神戸・山中亮平 苦悩のシーズンで「神戸のラグビー」に原点回帰 8日今季最終戦

[ 2022年5月8日 07:00 ]

取材後に写真撮影に応じる山中
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 リーグワンの神戸は、8日に今季最終戦となる浦安戦(ユアスタ)を迎える。現在7位で既にプレーオフ進出の可能性が消滅している状況ながら、先発予定のFB山中亮平(33)は6日の練習後に思いを口にした。

 「勝って、いい結果で終わりたい。最後に良い形で神戸のラグビーを体現できれば」

 リーグワン初年度。浦安との開幕戦(●23―24)につまずいた神戸は、思うように白星を重ねられずプレーオフ進出を逃した。相次ぐ離脱があった山中にとっても、苦しいシーズンだった。

 「自分自身、ケガもあったし難しいシーズンだった。いい状態があまりなかったし、良くなってきた時にケガをすることが今シーズンは多かった。そこはどうすることもできなくて悔しかったし、チームとしても勝ててない時期が長かった」

 なかなか浮上の糸口がつかめなかった頃を「自分たちのラグビーという原点から離れているところもあったのかな」と振り返る。相手に合わせる機会が増え、アタックなどで自分たちの持ち味を発揮できなくなっていた。チーム内で話を重ねていく中で「神戸らしさ」に行き着き、もう一度、全員で原点回帰にフォーカスしてきた。

 「パナソニック(埼玉)とクボタ(東京ベイ)に負けたけど、良いところもたくさんあった。前節の横浜戦もしっかり得点を重ねられたし、神戸のラグビーというところで良い形だったと思う」

 厳しい状況に陥りながらも、再びはい上がりつつある。来季にもつながる戦いをラストで見せる。

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2022年5月8日のニュース