江村美咲が日本勢初のW杯優勝、小林かなえは3位 フェンシング女子サーブル

[ 2022年5月8日 11:52 ]

フェンシング女子サーブル個人のワールドカップチュニジア大会で優勝した江村美咲(左)と3位の小林かなえ(日本フェンシング協会提供)
Photo By 提供写真

 フェンシング女子サーブル個人のワールドカップ(W杯)チュニジア大会は7日、チュニジアのハマメットで行われ、昨年の東京五輪代表の江村美咲(23=立飛ホールディングスが優勝、小林かなえ(24=三重クラブ)が3位に入った。日本協会によると、同種目でW杯制覇は日本勢初の快挙。シニアの日本人女子がW杯で2人表彰台に上るのは2016年フランス大会以来という。

 今大会を世界ランキング14位で迎えた江村は準々決勝でウクライナ選手に圧勝。一方、世界ランキング122位で予選から勝ち上がった小林は世界ランキング6位のハンガリーとの接戦を制して準々決勝に進出すると、フランス選手に大逆転して準決勝へ。2人が激突した準決勝は江村が15―12で勝利。江村は決勝でギリシャ選手に15―13で勝った。

 江村は「1試合目で反省点がかなり多かったので、オフェンシブに修正して戦ったのが良かった。いつもとは違うスタイルの戦い方でも、柔軟に受け入れて修正できたことが優勝できたポイント。ずっと目標にしていた金メダルに手が届き嬉しいですが、まだ実感が湧きません」、W杯で初めてメダルを獲得した小林は「初めて表彰台に上がれてとてもうれしい。次こそもっといい色のメダルが獲れるよう頑張ります」とコメントした。

続きを表示

この記事のフォト

2022年5月8日のニュース