ラスト10分でまさか…静岡 シンビン響き逆転負け「勝ちきれる実力をつけないと」

[ 2022年5月8日 19:12 ]

ラグビーリーグワン第16節   BL東京33―29静岡 ( 2022年5月8日    静岡・ヤマハ )

<静岡・BL東京>静岡の堀川監督が試合後、選手をねぎらう。
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 静岡(旧ヤマハ発動機)は今季最終戦で無念の「逆転サヨナラ負け」を喫した。

 今季最多6326人の観衆が駆けつけたスタンドが、ため息に包まれた。2月5日のビジター戦で26―59で敗れたBL東京に、前半12分、スクラムを起点にSOサム・グリーン(27)が先制トライ。同点にされて迎えた同34分にはグリーンのハイパントを自陣ハーフライン手前でキャッチしたNo・8クワッガ・スミス(28)が50メートル以上独走してトライするなど優位に試合を進め、後半28分には途中出場のSH田上稔(25)のトライで29―19としたが、後半39分にトライを許すと、反則のくり返しによるスミスのシンビン(10分間の一時退場)も響き、同47分に逆転トライを決められた。

 「反則が多くなってしまいました。勝ちきれる実力をつけないと」。初トライが「空砲」に終わった田上は悔しさをにじませた。

 開幕から3試合連続中止となるなど新型コロナウイルスの影響も大きく受けた今季は5勝(不戦勝1)11敗(不戦敗4)で8位だったが、3月27日の埼玉戦(静岡・アイスタ)でもラスト1プレーまでリードするなど、1桁差の敗戦が4と紙一重の戦いが多かった。

 「一戦一戦成長を見せてくれた選手を誇りに思います」と堀川隆延監督(48)。「ラスト10分間の戦いだけではない。チームに足りないものを見つけ、来季はトップ4(プレーオフ進出チーム)に勝ちきる力を付けて戻ってきます」と再出発を誓った。

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2022年5月8日のニュース