陸連とNHKがレース中のケーブル接触を謝罪 選手は現在も首に違和感で精密検査へ

[ 2022年5月8日 14:37 ]

7日の日本選手権1万メートルの先頭集団
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 日本陸連は8日、前日の1万メートル男子2組で選手がテレビカメラのケーブルと接触した件について、国立競技場内で取材に応じた。

 陸連によると、上位選手がゴールをした後にNHKのカメラクルー2人がトラックの内側から外側へと移動しようとした際、カメラのケーブルが走っていた三田真司(サンベルクス)の首に接触。また、クルー2人が再び内側に戻ろうとした際に4人の選手と接触しそうになったという。

 三田は都内の寮に戻った後に首のあたりに痛みが残っていたため、都内の病院で診察を受けた。異常は見られなかったが、現在は静養しており、まだ違和感が残るために今後に病院でMRIなどの精密検査を受ける予定となっている。

 陸連は競技後にサンベルクスの田中総監督に電話で謝罪。また、接触しそうになった4選手の所属先にも、この日におわびの連絡をした。陸連の担当者は「大会主催者である日本陸連にとっては、あってはならないこと。ご関係の皆さまには心から謝罪を申し上げます。原因の確認、再発防止策を考えて進めていきたい」と話した。

 また、NHK報道局スポーツセンターの辻村和人スポーツセンター長も取材に応じ「選手の方々、チームの方々、主催された日本陸連の方々に深くおわび申し上げます」と謝罪した。

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2022年5月8日のニュース