プロ転向2シーズン目の桂川はプレーオフで敗れて2位

[ 2022年4月3日 15:59 ]

<東建ホームメイトC最終日>9番、惜しくもバーディーを外しくやしそうな表情の桂川有人(撮影・井垣 忠夫)
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 男子ゴルフの今季国内ツアー開幕戦、東建ホームメイト・カップ(賞金総額1億3000万円、優勝賞金2600万円)は3日、三重県桑名市の東建多度CC名古屋(7062ヤード、パー71)で最終の第4ラウンドを行った。

 首位に5打差の4位からスタートしたプロ2シーズン目の桂川有人(23=国際スポーツ振興協会)は今大会4日間通してのベストスコアとなる8バーディー、1ボギーの64をマークし、最大7打あった首位との差をいったんはひっくり返したが、通算14アンダーで並んだ香妻陣一朗(27=国際スポーツ振興協会)とのプレーオフで敗れ、2位に終わった。

 「ちょっと悔しいですね。でも相手が強かったです。自分のミスで負けたわけではないのでそこは良かったです」

 首位に6打差で迎えた後半のインコースでは15番からの3連続を含む6バーディー。「自分でもビックリしながらというか不思議な感じでした」という30の猛チャージを見せた。18番パー4(451ヤード)を舞台にしたプレーオフでも思い描いた通りのストロークができたが「入った」と思った6メートルのバーディーパットはカップのわずか手前で無念にも右へと切れていった。

 新日本プロレス所属の内藤哲也の大ファン。初優勝決定後のフォトセッション用にその内藤の決めポーズを用意していたが、今大会では実現せず。「次は必ず」とプロレス愛も次戦へのモチベーションの一つとなっている。

 ◇桂川 有人(かつらがわ・ゆうと)1998年(平10)10月9日生まれの23歳。愛知県出身。ゴルフは4歳から。中学卒業後、フィリピンに渡って3年間ゴルフ修行。帰国後、日大に進学。2018年日本学生優勝、2019日本オープンではローアマチュアに輝いた。2020年10月にプロ転向。2021年の下部ツアー「石川遼everyone PROJECT」で優勝を飾っている。1メートル67、70キロ。血液型B。趣味はプロレス観戦。

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