五輪代表の向翔一郎が初戦敗退「あれは事故です」柔道全日本選抜体重別選手権

[ 2022年4月3日 11:52 ]

柔道全日本選抜体重別選手権最終日 ( 2022年4月3日    福岡国際センター )

1回戦で押領司(右)に敗れた向翔一郎
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 男子90キロ級で東京五輪代表の向翔一郎(ALSOK)が1回戦で敗退する波乱があった。

 向は序盤から押し気味に試合を進め、開始2分までには相手を指導2で追い込んだ。その後も優勢のまま試合を進めたが、残り1秒で相手が放った一本背負いで技ありを奪われ、万事休す。昨夏の五輪以来の復帰戦は、あっけない形で幕切れした。

 試合後、取材に応じた向は、サバサバとした表情で「あれは事故です。前に攻めて、いずれ(相手に)指導が来ると思ったら、うまく投げられた。交通事故みたいな感じで投げられた」と振り返った。10月の世界選手権(タシケント)、9月のアジア大会(中国・杭州)の代表に選出されるかどうかは微妙な状況。今後に向けては「パリ五輪まで時間はそんなに長くないが、まだある。ちょっとずつ直していければ」と話し、自身が課題に挙げる精神面の成長を誓った。

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2022年4月3日のニュース