暁斗 五輪前最後のW杯25位、口調重く「どう考えてもいい状態ではない」

[ 2022年1月31日 05:30 ]

W杯複合男子個人第15戦、五輪前最後の試合で25位だった渡部暁斗(右)
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 ノルディックスキーのW杯複合男子個人第15戦が30日に3試合の総合成績で争う「トリプル」最終戦を兼ねて行われ、渡部暁斗(北野建設)は25位だった。北京五輪前最後のW杯。前半飛躍(ヒルサイズ=HS109メートル)は強風で中止され、29日の予備飛躍の成績を採用した。渡部暁は後半距離(12・5キロ)で順位を5つ上げたが上位は遠かった。ヨルゲン・グローバク(ノルウェー)が今季初勝利、通算7勝目を挙げた。

 渡部暁は北京五輪前最後のW杯で厳しい結果に終わった。29日の予備飛躍の得点が採用され、後半距離が30位からとなったのが響き「どう考えてもいい状態ではない。(過去の五輪と比べ)一番苦しいかと思う」と口調も重かった。金メダルを目指す北京五輪では旗手を務めるなど、日本を代表する選手として臨む。「そういう(不振の)状態の中で何ができるかも挑戦の一つ。メダルを獲得する姿を皆さんに見てもらえるように。今季一番の、最高のパフォーマンスをしたい」と、決意を口にした。

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2022年1月31日のニュース