【都道府県対抗女子駅伝】群馬4区・不破ちゃん13人抜きで区間新 「80点」もわずか4キロで別格

[ 2022年1月17日 05:30 ]

陸上第40回全国都道府県対抗女子駅伝 ( 2022年1月16日    京都・たけびしスタジアム京都発着=9区間、42・195キロ )

<第40回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会> 4区を力走する群馬・不破聖衣来(撮影・後藤 大輝) 
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 2年ぶりに開催され、群馬の不破聖衣来(せいら、18=拓大)が区間新記録をマークした。4区(4キロ)で起用され、13人を抜き去る快走で12分29秒というタイムをマーク。さらなる飛躍へと弾みをつけた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった中、京都が2時間15分5秒で制した。20年大会に続く“連覇”で、最多の優勝回数を18に伸ばした。

 わずか4キロの区間でも、不破は期待を裏切らない。群馬の4区として22位でたすきを受け取ると、13人抜きという異次元の走り。9位まで順位を上げて5区へとつないだ。

 「見えている選手をひたすら追った。100点満点でいうと、80点。4キロで、出し切れない部分があった」。ちょっぴり辛めの自己採点ながらも、タイムは12分29秒。18年に広中璃梨花(長崎)がマークした12分32秒の区間記録を更新した。

 昨年12月に初挑戦の1万メートルで日本歴代2位となる30分45秒21。同30日の富士山駅伝を走った疲労も考慮され「12月31日から全く練習をさせていなかった」と拓大の五十嵐利治監督。ケガのリスクを回避するため、ほぼ回復に専念していた状態で、記録を塗り替えたところに凄さがある。

 「今年は世界選手権(7月、米オレゴン州)がある。出場できるように頑張っていきたい」。今後は2月26日の日本選手権クロスカントリー競走(福岡)などに出場し、世界選手権出場の切符が懸かる5月7日の日本選手権へ仕上げていく。

 ▼優勝京都・安藤友香(ワコール)優勝したいという思いだけで、ただただ必死に走った。うれしい気持ちでいっぱい。(アンカーで逃げ切り)

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