松山英樹 アジア人最多並ぶ米ツアー8勝目!青木功以来39年ぶりソニーOP制覇「勝ててうれしい」

[ 2022年1月17日 12:20 ]

米男子ゴルフ ソニー・オープン最終日 ( 2022年1月16日    ハワイ州 ワイアラエCC=7044ヤード、パー70 )

ショットの行方を見る松山英樹(AP)
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 マスターズ覇者の松山英樹(29=LEXUS)が通算23アンダーで並んだラッセル・ヘンリー(32=米国)とのプレーオフを1ホール目で制し、米ツアー通算8勝目を挙げた。首位と2打差の2位から出ると、一時はR・ヘンリーに5打差まで引き離されながら、7バーディー、ボギーなしの63と伸ばして最終18番で追いつく。その18番パー5で行われたプレーオフ1ホール目。松山が残り277ヤードの第2打を「凄くいいショットが打てた」とピン手前90センチにつけてイーグルを奪い、ボギーだったヘンリーとの一騎打ちを制した。

 昨年10月のZOZOチャンピオンシップに続く勝利で、崔京周(韓国)が持つアジア人最多勝利記録に並ぶ大きな1勝となった。今大会は当時ハワイアン・オープンだった1983年に青木功が日本人男子初の米ツアー優勝を飾った伝統のトーナメント。ホールアウト後のインタビューでは「青木さんが初めて日本人としてPGA(米)ツアーで勝ったところで、僕がまた勝てて凄くうれしいなと思います」と喜びを口にした。昨年4月のマスターズでの日本人男子史上初のメジャー制覇に続き、松山がハワイで新たな歴史を刻んだ。

 ◇松山 英樹(まつやま・ひでき)1992年(平4)2月25日生まれ、松山市出身の29歳。4歳でゴルフを始めて高知・明徳義塾高で全国優勝。東北福祉大2年だった11年11月に日本ツアーでアマチュア初優勝。プロ転向した13年に賞金王となり、同年秋から米ツアーに本格参戦して14年に初優勝。昨年4月のマスターズで日本人男子史上初のメジャー制覇。日本ツアー8勝、米ツアー8勝。1メートル81、89・8キロ。

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