玉鷲が照ノ富士の全勝止めた!昭和以降6位の高齢金星 37歳1カ月、破壊力は健在

[ 2022年1月15日 05:30 ]

大相撲初場所6日目 ( 2022年1月14日    両国国技館 )

突き落としで照ノ富士(右)を破る玉鷲(撮影・西海健太郎)
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 3年前の初場所優勝力士で幕内最年長の平幕・玉鷲が結びで横綱・照ノ富士を突き落としで撃破した。37歳1カ月での金星獲得は昭和以降では6位の高齢記録。3連覇を目指す照ノ富士は昨年秋場所13日目からの連勝が23でストップした。関脇・御嶽海は遠藤を、平幕・阿炎も志摩ノ海をそれぞれ下し、全勝をキープ。1敗は照ノ富士と玉鷲の2人となった。

 会心の勝利に満面の笑みが消えることはなかった。照ノ富士の連勝を23で止めた玉鷲は「金星の味は?」と問われると「いいですね」と目尻を下げた。

 得意の突き押し。自身の代名詞を信じ、それを貫いた。立ち合いから圧力をかけ、与えた左前まわしは左右の喉輪で押しながら切った。「ちょうどいいタイミング」と相手が前につんのめったところを見逃さず、首根っこを押さえながら突き落としを決めた。前日は幕内通算1100回出場の節目に大関・正代を撃破。その勢いで照ノ富士からは17年名古屋場所以来の勝利を挙げ「何回も当たって土俵際までいって、いつも負けていた。ようやく勝てて良かった」と弾むような声を響かせた。

 3年前に初優勝した衝撃は記憶に新しい。「昔の話。忘れたね」と本人は謙虚に話すが、当時の勢いをほうふつさせる破壊力は健在だ。モンゴルから来日し、2004年初場所に19歳で初土俵を踏んだ。この日まで一度も休まず通算1397回連続出場を誇る鉄人。所属する片男波部屋では唯一の関取はコロナ禍で出稽古もできない状況にも「師匠の教えを素直に聞く。自分からやらないタイプだから、それだけです」と秘訣(ひけつ)を明かした。

 1敗を死守し、7日目も全勝の御嶽海に挑む。これまで3勝25敗とカモられているが、勢いがついた時の突き押しほど怖いものはない。「まだ(場所は)これから。自分の相撲を楽しんで取って、お客さんにも楽しんでもらいたい」。6年連続で初優勝力士が誕生する波乱の場所で、幕内最年長の存在が大きくなってきた。

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