ジョコ コロナ陽性判明主張の当日にイベント出席 翌日をマスク着けず…

[ 2022年1月10日 05:30 ]

男子テニスのジョコビッチ(AP)
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 全豪オープンテニス(17日開幕、メルボルン)に出場するためのオーストラリア入国を拒否された男子世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、新型コロナウイルス検査で陽性になったと主張している昨年12月16日と翌17日にイベントに出席していたことが分かった。地元ベオグラードで記念切手発売式典やジュニア選手の表彰式にマスクを着けずに出席したと英BBC放送や米紙ニューヨーク・タイムズなどが8日、指摘した。

 ジョコビッチは入国に必要なワクチン接種が免除されるとの証拠を提出できずにビザを取り消され、6日からメルボルンのホテルで隔離されている。取り消し撤回を求める弁護団は過去6カ月以内の陽性歴を理由に接種免除が認められたとしているが、事実なら陽性反応が出ているにもかかわらず一般市民と接触していたことになり、陽性歴の主張自体が疑問視されている。

 ジョコビッチ側の訴えを受けたメルボルンの巡回裁判所による審理は10日に行われ、即日結論が出る見込み。一方、ジョコビッチと同じホテルに隔離されていた女子のレナタ・ボラコバ(チェコ)は8日にオーストラリアを出国した。接種免除が認められて全豪オープンの前哨戦に出場していたが、その後ビザを取り消されていた。

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2022年1月10日のニュース