“大鵬の孫”王鵬 新入幕1賞 幕内最年少21歳堂々

[ 2022年1月10日 05:30 ]

大相撲初場所 初日 ( 2022年1月9日    両国国技館 )

<初場所初日>魁聖(右)を押し出しで破る王鵬(撮影・郡司 修)
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 “大鵬の孫”王鵬が新入幕初日を白星で飾った。1メートル91、181キロの自身を身長で3センチ、体重で13キロ上回り三役経験もある魁聖との対戦。立ち合いで踏み込み、強烈な左おっつけで相手を横向きにして押し出した。「(相手が)凄く重かったけど、しっかり前に足を運べて良かった」。懸賞6本を手に入れ「(使い道は)特に考えていないです」と初々しい笑みを浮かべた。

 幕内最年少21歳とは思えない落ち着いた相撲内容。中入り後、最初の取組のため土俵入りから出番まで慌ただしく準備に追われた。「土俵入りでも観客の入りが全然違って、緊張しました。でも、すぐにまわし(締め込み)を巻いて体を動かして、落ち着く暇がなかったのが逆に良かったのかも」と初体験を振り返った。

 祖父で史上2位の優勝32回を誇る大横綱・大鵬(故人)は1960年初場所の新入幕で初日から11連勝と大暴れ。「調子はいい方なので、15日間しっかり取りたい」。祖父譲りの涼しげな目元に強い決意がにじんだ。

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2022年1月10日のニュース