八村が今季初戦で6得点 ウィザーズは勝率5割に復帰 ラプターズは6連勝

[ 2022年1月10日 10:29 ]

今季初出場を果たしたウィザーズの八村(AP)
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 NBAウィザーズの八村塁(23)が9日に敵地オーランド(フロリダ州)で行われたマジック戦で今季初出場。NBA3季目、通算106試合目で初めてベンチからコートに登場し、第3Qまでの出場ながら14分のプレータイムでフィールドゴール(FG)を8本中2本(3点シュートは3本とも失敗)成功させて6得点と3リバウンド、1アシストをマークした。ただし出場時間帯のチームスコアはマイナス14だった。

 それでもウィザーズは102―100(前半42―47)でリーグ全体の最下位に沈んでいるマジックに競り勝って20勝20敗。カイル・クーズマ(26)がチーム最多の27得点と自己最多の22リバウンドを稼ぎ、ブラドリー・ビール(28)も20得点と7アシストをマークして勝率を5割に戻した。

 八村は12月下旬復帰の予定が新型コロナウイルス感染防止のための健康安全プロトコルの対象となって年明けにずれこんでいたが、チームの今季40戦目で戦列に復帰。13―8で迎えた第2Qの5分30秒、デニ・アブディヤ(21)とともに、ガードのスペンサー・ディンウィディー(28)とセンターのダニエル・ギャフォード(23)に代わってコートに登場した。

 最初に放ったシュートはコートに入ってから2分11秒後。左コーナーから3点シュートを試みたがこれはリングに嫌われた。このあとマジックのティム・フレイジャー(31)が外した3点シュートをキープして初のリバウンドを記録したが、このクオーターの残り1分55秒にベンチに下がり、第1Qのプレータイムは4分35秒だった。

 第2Qは3分15秒から登場。その1分4秒後にフリースロー1本で今季初得点を記録すると、5分23秒には右サイドからペイント内に飛び込んだあとビールのパスを受けて両手でダンクをたたきこみ、これが初のフィールドゴール(FG)成功となった。

 第3Qは58―57だった6分29秒からの出場。ディンウィディーとのピック&ロールのあと左のコーナーにいたビールにパスを供給し、ビールが3点シュートを決めたために今季初のアシストも記録した。

 NBA3季目は昨季まで全105試合に先発していたが、今季は同じポジションでレイカーズから移籍してきたクーズマが37試合に出場して14・9得点、8・4リバウンドと活躍。復帰初戦はベンチからのスタートとなった。

 マジックは7勝34敗。ベンチから出たテレンス・ロス(30)が両軍最多の32得点を挙げたものの、チームは9連敗となった。

 なおウィザーズは11日からサンダー戦を皮切りにホームで8連戦。マジックとは12日にも対戦することになっている。

 一方、健康安全プロトコルの対象となっているラプターズの渡辺雄太(27)はトロントで行われたペリカンズ戦を4試合連続で欠場。試合はラプターズが105―101(前半49―48)で勝って6連勝を飾り、今季の成績を20勝17敗としている。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場4分35秒=無得点)
(1)7分41秒・左コーナーから3P=×
 ▼第2Q(出場4分2秒=4得点)
*4分19秒・フリースロー2本=×〇
(2)5分23秒・右サイドからペイント内にカットしてゴール下でダンク=〇(アシスト・ビール)
(3)6分10秒・正面からドライブして左手でレイアップ=×
*6分25秒・フリースロー2本=〇×
 ▼第3Q(出場5分31秒=2得点)
(4)8分6秒・ゴール下でシュートを狙うもハリスにボールをはたかれる=×
(5)8分59秒・ネトが外したシュートをオフェンス・リバウンド。ゴール下でダンク=〇
(6)9分58秒・左サイドから3点シュート=×
(7)11分7秒・正面右からのドライブでレイアップに持ち込むもオキキにブロックされる=×
(8)11分49秒・左コーナーから3点シュート=×
 ▼第4Q(出場なし)

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