平野歩夢が4季ぶりV! 1回目転倒…“背水”2回目で横4回転連続の大技「ぶっちぎりたかった」

[ 2022年1月10日 05:30 ]

スノーボードW杯 ( 2022年1月8日    米カリフォルニア州マンモスマウンテン )

ハーフパイプ男子で優勝した平野歩夢(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 ハーフパイプ男子は冬季五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が95・80点で、17年12月以来4季ぶりに通算4勝目を挙げた。今季開幕戦を制した平野流佳(19=太成学院大)が93・40点の2位で、昨季の世界王者、戸塚優斗(20=ヨネックス)は9位。女子は冨田るき(20=チームJWSC)が89・40点でW杯初優勝した。姉の冨田せな(22=アルビレックス新潟)も3位に入った。

 東京五輪でのスケートボード挑戦を終えてからまだ半年足らず。それでも平野歩の滑りは別格だ。雪上に本格復帰してから3度目の実戦で、早くも周囲を圧倒し「高さも下がらず、着地もクリーン。難易度も他に負けていなかった。ぶっちぎりたかった」と貫禄を漂わせた。

 通常より硬いパイプで滑りにくいコンディション。世界王者の戸塚らも苦しんだ。それだけに平野歩の適応能力の高さが際だった。「攻める滑りがしたかった」。1回目で転倒して後がない2回目の試技。今大会では誰も成功していない横4回転の連続技を決めた。繰り出した技は少なくても文句なしの優勝だった。

 東京五輪後はブランクを埋めるべく、人一倍練習に時間を費やした。秋の欧州遠征で、日本代表の村上コーチは「誰よりも滑っていた」という。五輪銀メダルの実力がありながら「時間がないのは自分で分かっている。一日一日を無駄にしないように」とひたむきに取り組んだ。

 本番までは残り約1カ月。「この自信をつなげていくことが大事。どこまでチャレンジしていけるか」。悲願の金メダルだけを見据える。

 ▼2位・平野流佳 練習でやっていた以上の技を出し、精いっぱいのことはできた。表彰台に乗る時は、だいたいぶっつけ本番の技を決めて勝負強いところはあると思う。

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