南秀樹のスコアアップ術④ ショートアイアンの精度を高める

[ 2021年11月26日 12:00 ]

南秀樹のスコアアップ術④
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 第4回はショートアイアンの精度を高める方法について説明します。100~130ヤードを打つことが多いだけに、確実にグリーンを捉えたいところです。南秀樹コーチによれば、ショートアイアンこそ正しいダウンブローで打つこと、左腕の使い方を覚えることが大切だと言います。それに応じたドリルを繰り返し、正しい動きをマスターしましょう。

 アベレージゴルファーがショートアイアンでグリーンを捉え切れない理由は、クラブの重さにあります。基本的にクラブの中で1Wが最も軽く、長さが短くなるにつれ、重くなっていきます。したがって、ショートアイアンは重たいクラブの部類に入るわけですが、それが影響して、インパクトではボールの下にクラブヘッドが入ってしまいがちです。

 自分の中ではインパクトでハンドファーストの形を作っているつもりでも、実際はクラブヘッドがボールの下に入り、すくい打ちのような形になってしまうのです。人によっては、パー3でティーアップしたボールを打ったときに、予想よりも飛ばなかった経験があると思います。これは、ヘッドがボールの下に入り、ロフトが大きくなったことが原因です。

 ロフトが小さい長めのクラブならボールの下を打っても曲がることはありません。しかし、ショートアイアンはクラブが短いため、手を返しやすい傾向にあります。普通に返せば左へ引っかけますし、ヘッドが遅れて下りてくれば右へ打ち出します。距離感だけでなく、方向性も安定しないので、グリーンを捉えられないのです。

 そこでミスを防ぐためにも身につけてほしいのが、正しいダウンブローと左腕の使い方です。ダウンブローを覚えるには、高めにティーアップしたボール打つ練習が有効です。使用クラブは9番アイアン。フェースの下目でボールの赤道を打つイメージです。ハーフトップのように、ライナーで真っ直ぐ飛んでいけばOKです。

 この練習で赤道を打つことを覚えたら、地面の上に置いたボールを打ちましょう。同じように赤道を打つつもりでクラブを下ろすと、スイングの最下点よりも手前でボールをとらえることになります。インパクトで左足に体重がしっかりと乗っていれば、そのままヘッドでボールを前に押せるので、目標に向かってターフが取れます。つまり、ダウンブローでボールを打てるわけです。

 次に左腕の使い方ですが、右利きの人は右手が動き過ぎる傾向にあります。インパクトで手首を返す動きも右手に原因があると思いましょう。左手は右手に連動するので、自然と返す動きになるだけです。これを防ぐには、ダウンスイングの途中で右手を離します。大体両手が右腰の高さに下りてきたタイミングで右手を離しましょう。

 そこから左手1本で振る形になりますが、左腕が目標に向かって出ているかどうかをチェックします。体の左サイドに振るのはNGです。左腕が目標に向かって出ていれば、自動的にボールも真っ直ぐ飛んでいきます。

 よく左脇を締める人がいますが、その必要はありません。左脇を開けてもいいので左腕を目標に向かって出していきましょう。

 (取材協力=兵庫・オリムピックゴルフ倶楽部) 


 ◆南 秀樹(みなみ・ひでき)1974年(昭49)2月21日生まれ、香川県出身の47歳。プロゴルファーだった父の影響で中学2年からゴルフを始め、香川西高卒業後に日本プロゴルフ協会のティーチングプロ資格を取得。鈴木愛、成田美寿々らを指導。現在は男子の塚田陽亮や今年復活優勝した岡山絵里、木村彩子らのコーチとして活躍。

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