明生 全勝の貴景勝止めた「集中した」奄美大島出身、ご当所場所で会心

[ 2021年11月24日 05:30 ]

大相撲九州場所10日目 ( 2021年11月23日    福岡国際センター )

明生(奥)が押し出しで貴景勝を破る
Photo By 共同

 鹿児島出身の関脇・明生が全勝の大関・貴景勝を止めた。一度は押し込まれても、いなしから逆襲した。9月の秋場所では横綱・照ノ富士を破るなど力を蓄え、2年ぶりに九州で開催された11月場所を盛り上げる。照ノ富士は平幕の豊昇龍をきめ出し、初日から10連勝とした。1敗は貴景勝と平幕の阿炎、2敗は関脇・御嶽海ら4人となった。

 稽古熱心と評判の明生が努力の成果に気迫を交え、全勝の貴景勝を撃破した。「一日一日、必死にやっている」。頭で思い切り当たる立ち合いは迫力十分。大関の出足に後退したが、右へ回り込む。ひるまず突き、押しで攻め立て、引いた相手を逃さず押し出した。「我慢して相撲を取ろうと思った。集中していった」。相手の引き足に落ちず、しぶとくついていく粘り強さは稽古のたまものだ。

 鹿児島県の奄美大島出身。15歳で入門し、11年5月の技量審査場所で初土俵を踏んだ。荒磯親方(元横綱・稀勢の里)は「腰の強さを感じさせる力士。攻めも守りもいい。相撲への気構えも顔から伝わってくる」と早くから潜在能力に注目し、横綱在位中に出稽古で胸を出すことを真剣に検討したという。

 明生は星を五分に戻し、終盤戦で同じ11年5月デビューの照ノ富士と対戦する。2場所連続で横綱を撃破すれば、年6場所全て勝ち越しと関脇の地位を守ることにつながる。

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