東京パラ陸上2冠の佐藤、新競技挑戦は「年内中にスタート」 24年パリ大会へ再出発

[ 2021年9月11日 12:45 ]

佐藤友祈
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 東京パラリンピック陸上男子(車いすT52)で400メートルと1500メートルの2冠に輝いた佐藤友祈(32=モリサワ)が11日、ファンに向けた大会報告会をオンラインで行った。東京パラが閉幕してから6日。すでに視線はパリ大会に向け、新競技を年内中にスタートさせることを明らかにした。

 金メダル2枚を持って笑顔で登場した佐藤。レース直後に掲げていて応援メッセージ入りの国旗を持参し、「皆さんの応援を受けて2回、国立の舞台に国旗を持って行くことができた」と感謝の言葉を伝えた。

 ファンとの交流コーナーでは、子供たちから「どうやったら、速く走ることができるんですか?」との質問が。佐藤は「自分が常に最強だって信じ続けて疑わない。周りがネガティブなことを言ってきても、僕だからできるんだと脳内変換して、(ネガティブな周囲の声を)シャットアウトしてきた。夢をどんどん口に出して奮い立たせた」と気持ちの大切さを語った。

 報告会では柔道男子五輪3連覇の野村忠宏氏がゲスト出演し、2人でメダリストトークを展開。その他、8日に32歳の誕生日を迎えた佐藤へ、バースデーケーキのプレゼントやライバルのマーティン(米国)からビデオメッセージが寄せられるなどのサプライズがあった。

 そして、3年後へ向けた再出発についても語った。24年パリ大会では「他の競技にもチャレンジしたい」と明かしていた佐藤。陸上については、改めて「今後の目標は、パリの大会で世界記録を更新して金メダル」と掲げた。挑戦する競技の内容は明かさなかったが「新しい競技も年内中にスタートを切って、その競技でも金メダルを獲る」と宣言した。

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2021年9月11日のニュース