ロコ・ソラーレ崖っぷちから笑顔全開1勝 北京五輪へ望みつないだ

[ 2021年9月11日 17:10 ]

カーリング・女子日本代表決定戦第2日 ( 2021年9月11日    北海道稚内市・みどりスポーツパーク )

第3戦で笑顔を見せるロコ・ソラーレの(左から)藤沢、吉田夕、吉田知(代表撮影)
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 22年北京五輪に向け、18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレと21年日本選手権優勝の北海道銀行の“5番勝負”の第2、3戦が行われ、10日の初戦を落としていたロコ・ソラーレは第2戦7―8で崖っぷちに追い込まれたが、第3戦を9―3で制して通算1勝2敗とした。

 第2戦、最終第10エンドのラストショットでスキップの藤沢五月が寄せきれない痛恨のミスが出たが、後がない第3戦はロコの明るい笑い声が会場に響いた。

 第1エンドは藤沢がラストショットを決めて2点奪うと右手を突き上げ、メンバーも笑顔で応じた。第2エンドはルールを勘違いして鈴木夕湖の1投目が無効となり、全員が爆笑。暗いムードを作らずに不利な先攻だったこのエンドで2点スチール、第3、4エンドもともに1点スチールした。序盤で大量リードを奪い、余裕を持って逃げ切った。

 代表決定戦は最大5試合行われ、先に3勝したチームが12月の五輪最終予選(オランダ)に臨み、3位以内で北京出場となる。王手をかけられた厳しい状況は変わらないが、12日の2試合を制し、奇跡の3連勝で北京へ前進する。

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