進退懸ける白鵬に尾車事業部長が期待「綱の責任果たしてくれれば」

[ 2021年7月4日 05:30 ]

大相撲名古屋場所の初日を翌日に控え、名古屋市のドルフィンズアリーナで行われた土俵祭り
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 大相撲名古屋場所は4日に愛知・ドルフィンズアリーナで初日を迎える。3日は会場で土俵祭りが営まれ、日本相撲協会の出羽海担当部長(元幕内・小城ノ花)らが15日間の安全を祈願した。八角理事長(元横綱・北勝海)は大雨による東海道新幹線の運転見合わせで間に合わず、欠席した。

 今場所は6場所連続休場明けで進退を懸ける意向の横綱・白鵬(36=宮城野部屋)、3連覇と綱獲りに挑む大関・照ノ富士(29=伊勢ケ浜部屋)らが注目を集める。報道陣の電話取材に応じた尾車事業部長(元大関・琴風)は白鵬に対し「番付の一番上に君臨する人だから、できたら勝ち進んでいって、綱の責任を果たしてくれれば」と期待を口にした。照ノ富士には「平常心で自分の相撲を取り切ることができるかが一番大事なポイント」と指摘した。

 本場所の地方開催は昨年3月の春場所以来1年4カ月ぶり。新型コロナウイルス対策で観客数上限を収容人数の50%に当たる3800人とした。

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2021年7月4日のニュース