東京五輪 4割程度無観客に コロナ感染再拡大で「最大1万人」は困難

[ 2021年7月4日 05:30 ]

 東京五輪の観客数の上限を「最大5000人」に見直し、チケット購入者数が5000人超の大規模会場と午後9時以降の競技を無観客とした場合、チケット販売の単位となるセッション(時間帯)全体の4割程度が観客なしになる見通しであることが3日、分かった。

 複数の大会関係者が明らかにした。都内の新型コロナウイルスの感染再拡大により、6月に決定した「最大1万人」の上限維持は困難な情勢で、政府や大会組織委員会は代案の検討に入っている。

 見直し案では、まん延防止等重点措置下での政府のイベント制限方針に従い、5000人超の開閉会式や野球、サッカー、陸上などの大規模会場と午後9時以降のセッションを無観客とする。関係者によると、セッション数は全体で750で、見直し案を当てはめると、300超が無観客となる見通し。

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2021年7月4日のニュース