稲見萌寧「どんなに小さな試合でも勝つことが大事」 女子ゴルフ五輪代表争い最終週へ

[ 2021年6月22日 14:03 ]

今年ツアー6勝目を目指してコースを視察する稲見萌寧
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 日本女子プロゴルフツアー史上最高賞金額を争うアース・モンダミンカップ(賞金総額3億円、優勝賞金5400万円)は24日から4日間、千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズCC(6639ヤード、パー72)で行われる。

 今大会は東京五輪女子日本代表を決める最後の一戦。週明けに発表される世界ランキングの上位2人が五輪切符を手にする。最新の世界ランキング11位・畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)は当確。残る1枠を世界ランキング25位・稲見萌寧(21=都築電気)、同28位・古江彩佳(21=富士通)と米ツアー転戦中の同31位・渋野日向子(22=サントリー)の3人で争う。

 東京五輪女子日本代表争い2番手の稲見は22日、柏原明日架(25=富士通)とインコースの9ホールを視察。ショットの感触などを確かめた。

 今年既にツアー5勝と圧倒的な強さを見せている稲見だが、前週のニチレイ・レディースでは、ここまでの好成績の要因ともなっていたショットの精度に狂いが生じ、初日と最終日に73のオーバーパーを叩くなど、今年自己ワーストの41位に沈んだ。

 今週は21日に師事する奥嶋誠昭コーチの下で約3時間、みっちり再調整した。

 「修正ポイントとか、しっかり教えてくれて、気持ち的には少しは楽になったんですけど、それが試合でうまくいくかどうかはちょっとやってみないと分からない状態ではありますけど……」

 稲見の中では6位に踏ん張った4週前のリゾートトラスト・レディースから調子は下り坂。2週前のサントリー・レディースでは2位と最終ホールまで優勝争いを繰り広げたが、ショットの感触は芳しくなかった。41位だった前週のニチレイ・レディースも「予選落ちしなくて良かった」という状態で戦っていた。絶大な信頼を寄せる奥嶋コーチのレッスンで「40パーセントくらい」まで回復。常に「不安」を口にしながらそれを力に変えてきた稲見としてはこの「40」は比較的高い数字だ。

 現在、国内ツアーの賞金ランキングは1位・小祝さくら(23=ニトリ)と約500万円差の2位。史上最高賞金額のこの大会は東京五輪代表争いだけでなく、賞金女王レースを占う意味でも非常に大きな意味を持つ一戦となるが、稲見は「(東京五輪について)その辺は相変わらず気にしてなくて。あんまり金額というのも関係ないですかね。やっぱりどんなに小さな試合でも勝つことが大事だと思うので」とこれまでと変わらず一戦必勝の構え。奥嶋コーチのレッスンの後は試合翌日のルーティンとなっているキックボクシング・トレーニングでしっかり体力の底上げも図ってきた。普段通りのスタイルで東京五輪代表決定前の“最後の一戦”に臨む。

 <最新世界ランキング>
 ▼11位・畑岡奈紗5・26▼25位・稲見萌寧3・48▼28位・古江彩佳3・23▼31位・渋野日向子3・07

 <東京五輪日本女子代表争いの行方>
 自力五輪切符獲得の可能性があるのは渋野だけ。今週、渋野が出場する海外メジャー、全米女子プロ選手権(6月24~27日、米国ジョージア州アトランタ・アスレチック・クラブ)のポイントはアース・モンダミンカップの約5倍。渋野が単独2位以上に入れば、稲見がアース・モンダミンカップで優勝しても渋野を上回ることはできない。

 アース・モンダミンカップに出場する国内組の2人の比較では稲見が圧倒的優位。古江が稲見を上回るためには優勝するしかなく、古江が優勝した場合でも稲見が単独3位以上なら古江は稲見を上回ることはできない。

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