五輪一般チケット再抽選へ 当選者複雑…故郷の母呼び親孝行のはずが「今さら“なし”言えない」

[ 2021年6月22日 05:30 ]

東京五輪の競技観戦チケット(Tokyo2020提供)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は21日、五輪の観客数上限を「収容定員の50%以内で1万人」と発表した。東京都、政府、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)との5者協議で合意し、共同声明を発表。会場の上限を超える販売済みチケットは再抽選を行い、約91万枚が削減される。スポンサーなど関係者は会場上限以外に“別枠”で入場が認められる一方で、一般チケットは“落選者”が大量に出る悲劇が現実のものとなった。

 再抽選確実となったチケット当選者は複雑だ。8月2日の国立競技場「陸上競技」を観戦予定の男性会社員(48)はスポニチ本紙の取材に「故郷から母親を呼んで一緒に見に行くことになっている。冥土の土産に…なんて話もしての親孝行のつもりが、今さら“チケットなしになっちゃった”なんて高齢の母に言えないですよ。無観客でみんな見られないなら諦めもつくけど、開催直前でこれじゃあ…」と困惑を隠さない。

 また、8月7日の横浜スタジアム「野球・決勝」のプレミアムチケットを持っている40代の主婦は「家族4人で見に行くので、子供が楽しみにしている。もし行けなくなったら残念というより、子供が本当にかわいそう」と気が気でない様子。チケット代も既に20万円以上支払っており「ちゃんと戻ってくるのかも心配」と話した。

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