トライアスロン高橋侑子、ニナー賢治ら男女4人が初五輪 上田藍は4大会連続出場逃す

[ 2021年6月22日 18:26 ]

トライアスロンの高橋侑子
Photo By スポニチ

 日本トライアスロン連合は22日の理事会で東京五輪代表の男女各2選手を選出し、女子は高橋侑子(29=富士通)、岸本新菜(25=福井県スポーツ協会・稲毛インター)、男子は小田倉真(27=三井住友海上)、ニナー賢治(28=NTT東日本・NTT西日本)がいずれも初の五輪出場を決めた。女子の第一人者で五輪世界ランキング日本勢トップだった上田藍(37=ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)は日本連合が定めた選考基準を満たせず、4度目の出場を逃した。

 高橋は19年の世界シリーズ・ハンブルク大会で15位、小田倉は今年5月の同・横浜大会で16位に入り、ともに選考基準を満たして最有力候補に挙がっていた。岸本とニナーは選考対象大会の個人成績に加え、日本チームが最重要視する新種目の混合リレーにおける「第1集団維持力」「スピード変化の対応力」などの7項目の評価基準を数値化した結果で選出された。

 オンライン取材に応じた中山俊行・五輪対策チームリーダーは「日本を代表するにふさわしい選手が選ばれたと考えている。メダルを狙いたいミックスリレーも、この4名なら達成可能」と評価した。男子は7月26日、女子は27日、混合リレーは31日に実施される。

 代表選手のコメントは以下の通り。
 ▼高橋侑子
 「自国開催のオリンピックに選手として出場させて頂けることを素直に嬉しく思います。5年前に悔しい思いをしましたが、あれから沢山の方に支えて頂き、ここまで来ることが出来ました。コロナウイルスの猛威は甚大ですが、今の自分に何が出来るのか、しっかりと向き合いながら来たる日に向けて悔いのない準備をしていきます」

 ▼岸本新菜
 「今は素直に嬉しいという気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。自分は今回初出場となります。選ばれたからには、しっかり準備をし、今までやってきたことを武器にチャレンジャーと恐れずに世界と戦いたいと思います。そして応援してくださる皆さんにしっかりと戦っている姿を見せたいです」

 ▼小田倉真
 「代表選手に選ばれたからには責任と自覚を持って、引き続き一か月後の本番に向けて準備していきたいと思います。皆さん、いつも応援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」

 ▼ニナー賢治
 「今日の代表発表はとても嬉しいです。これからも引き続き強化合宿でしっかり練習し、本番に向けて準備をしていきます。全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします」

続きを表示

2021年6月22日のニュース