業師の十両・宇良は「あと一番、勝ちたい」 松鳳山に寄り倒され勝ち越しお預け

[ 2021年5月17日 15:55 ]

大相撲夏場所9日目 ( 2021年5月17日    両国国技館 )

<夏場所9日目>松鳳山(右)に寄り倒しで敗れる宇良(撮影・久冨木 修)
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 西十両2枚目の宇良(28=木瀬部屋)は東十両6枚目の松鳳山(37=二所ノ関部屋)に寄り倒され、7勝2敗となった。十両優勝争いトップは宇良、千代ノ皇、東白龍、武将山の4人となった。

 勝ち越しがかかった相撲でベテランに逆襲を食らった。仕切り線から少し下がって構えた宇良に対し、松鳳山は踏み込まずにその場で立った。土俵中央で押し合う展開から宇良は左ハズ、右おっつけで押し込んだ。しかし土俵際、相手の左突き落としに体勢を崩すと一気に攻め込まれた。「(攻め込んだ土俵際で勝負を決められず)力が足りなかった。給金相撲で力が入った?関係ないです。あと一番、勝ちたいですね」と出直しを誓った。

 8日目には4年ぶりに幕内の土俵に登場して東前頭15枚目の魁聖(34=友綱部屋)をすくい投げで破り、館内から喝采を浴びている。
 

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2021年5月17日のニュース